かわらばん
最近思ったこと
冬の寒さが少しずつやわらぎ、日中はもう上着すら要らない季節(3月下旬)になってきました。
趣味である自転車に乗るにはとてもいい気候です。
今乗っている自転車は僕が大学4年生の終わり、卒業設計の課題を提出し終わったその足で学校から歩いて5分の自転車屋の店内に飾ってあった完成車を購入したもので、この3月でちょうど18年になります。
主たるアルミのフレーム以外、すべて別のパーツに変わってしまいましたが、人生のほぼ半分の時間を共に過ごしている相棒になります。
入れ替わってしまった部品の多くは大阪にあるシマノという会社の製品群で、その中で最もよく使う部品、変速と減速を操作する通称STIレバーはシマノが生み出した製品、ロードバイク用では1991年に商品化したものが始まりです。
それまではブレーキレバーはハンドルに、変速のためのシフトレバーは両ひざのあたりに別々に取り付けられていたために、変速のときには一旦片手を離して変速するのが一般的でしたが、一体にすることでギヤチェンジのときにもハンドルから手を離さなくてよくなりきつい上り坂でも好きなタイミングで変速できちゃうという、当時としては画期的なアイデアで、30年経った今では世界標準の当たり前の機能となっています。(実際に試す人はいないでしょうが立ちこぎしながら片手を離すのはかなり難しいのです)
そんなシマノは今年で創業100周年なのだそうです。100年も前からずっと会社として存在し続けるってどれほど大変なことなのか想像もできません。
さて三信建材社は今年の8月で74年目。100年まであと26年です。
シマノのように世界をあっと言わせる画期的な商品を生み出す!なんてことはなかなかない業種だとは思いますが、26年後の自分がどうなっているのかもまた、想像できません。