かわらばん
毎月お楽しみに。
書と私
2004-05-01
私は玖珠町の小さな山村の出身ですが、地元の高校を卒業するまで、祖父を手習いの師として書を学んできました。しかし、大学受験のため上京してからの33年間の東京生活は、多忙で好きな書を殆んど勉強することができませんでした。
平成5年7月に縁あって㈱三信建材社に入社しましたが、㈱三信建材社は東京で勤務していた外資系の会社に比べて自由に使える時間が相当に増えましたので、影木前社長に小倉汀城先生を紹介して頂き、書の勉強を本格的に始めました。
書の魅力は、正座して白い半紙に向かって筆を取ると精神統一ができ、全ての雑念を忘れて書に没頭できることです。書は瞬間の芸術とも言われています。その一瞬は後戻りもできません。その瞬時にその人の人格の全てが、出てしまいます。
書は手と筆で書いていますが、実際は、その人の心と感性で書いていると言うことを漸く悟りました。見る人に感動を与える書には、その人の高度な感性と心の豊かさが表現されているのです。
今、私の一番充実した時間は、中国の著名な書家“王羲之(オウギシ)”の草書『十七帖』を臨書(手本を見て書くこと)している時です。
私は、将来も書を趣味として続けますが、日々の練習で技を磨き、心の豊かさと感性を高める様努めて、感性に溢れた書を目指して今後共、精進する所存です。
私は、将来も書を趣味として続けますが、日々の練習で技を磨き、心の豊かさと感性を高める様努めて、感性に溢れた書を目指して今後共、精進する所存です。
平成16年5月1日
三信管工㈱
大石武徳
三信管工㈱
大石武徳
有朋自遠方来、不亦楽乎 (ともありえんぽうよりきたる、またたのしからずや)
2004-04-01
還暦を過ぎると、昔の友人、知人に会う機会が多くなってきた。
四十年以上経ての再会であっても、直ぐ昔の間柄になれるのが嬉しい。
四十年以上経ての再会であっても、直ぐ昔の間柄になれるのが嬉しい。
論語の「有朋自遠方来、不亦楽乎」は遠く離れたところにいる朋が、「同じ道について語り合う」為、思いがけず尋ねてくる。こんな楽しいことが他にあろうかと言う意味だそうである。
「同じ道について語り合う」ような高尚なことは、私は持ち合わせていない。
しかし、気の置けない人と、昔話をすることも、それはそれで楽しい。
しかし、気の置けない人と、昔話をすることも、それはそれで楽しい。
晃先生 私の小学校時代の恩師である。
その頃は、熱あり、情ある立派な先生が沢山いた。
昨年、50年目にして開かれた小学校同級会に出席していただいたが、
その頃は、熱あり、情ある立派な先生が沢山いた。
昨年、50年目にして開かれた小学校同級会に出席していただいたが、
まだまだ若々しく元気なご様子である。
光君 昨年、再会できた。高校卒業以来である。
長年会いたいと思っていた友達の一人であったので、話が尽きなかった。
彼は、小学生時代餓鬼大将だったが、現在は加古川でプラスチックスの会社を経営している。
長年会いたいと思っていた友達の一人であったので、話が尽きなかった。
彼は、小学生時代餓鬼大将だったが、現在は加古川でプラスチックスの会社を経営している。
故郷には両親も家もないので、なかなか帰る機会がないと言っていたが、
また会える日をお互い楽しみにしている。
亮さん 50年前、まだ奄美大島が米国の統治下にあった頃、私達のクラスと奄美の小学校との間に
亮さん 50年前、まだ奄美大島が米国の統治下にあった頃、私達のクラスと奄美の小学校との間に
文通があり、最初に私が手紙を頂いたのが亮さんである。
昨年、同級生達と奄美を訪問したとき、初めてお会いできた。
彼は島で染物の仕事をしている。話をして、その素朴な人柄が好きになった。
旺ちゃん 2月、私が永年勤務していた三信建材社の大家副社長に待望のお子さんが生まれた。
飲んだ席で副社長に話を聞くと、本人結構親バカ振りを発揮している。
どうも、嬉しくてたまらない様子である。
昨年、同級生達と奄美を訪問したとき、初めてお会いできた。
彼は島で染物の仕事をしている。話をして、その素朴な人柄が好きになった。
旺ちゃん 2月、私が永年勤務していた三信建材社の大家副社長に待望のお子さんが生まれた。
飲んだ席で副社長に話を聞くと、本人結構親バカ振りを発揮している。
どうも、嬉しくてたまらない様子である。
昭 私の名前である。自分の名前の由来は、子供の頃に大概親に聞くものだが、私にはその記憶が
ない。昭和に生まれたから、多分付けた名前だろうと小さい時からそう信じこんでいる。
先日、私と家内との共通の友人二人が、九州に来たいと連絡があった。
年賀状だけの繋がりであったが、5月中旬ごろ30数年振りに会えそうである。
「有朋自遠方来、不亦楽乎」
年賀状だけの繋がりであったが、5月中旬ごろ30数年振りに会えそうである。
「有朋自遠方来、不亦楽乎」
ところで、晃、光、亮、旺、昭、全て(あきら)の名前である。これもご縁でしょうか。
A・N 記